備忘録発信

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痔瘻(じろう)との闘い〜入院2日目、手術当日〜

この記事には、直接的な(特に食事時には不適切な)表現が含まれています。ご覧の際はご留意下さい。

 

さて、いよいよ手術当日です。

 

6時頃。起床。何とか眠りにはつけましたが、潜在意識での緊張感はあったんでしょう。夜中、2度3度起きてしまいました。そして、朝の検温で微熱あり。風邪症状はなかったので様子見になりました。昨晩下剤を飲んでからの排便回数と便の性状について、看護師からヒアリングされました。

 

10時頃。手術準備開始です。このタイミングで座薬を入れられました。手術のために大腸の中のいらんものを出し切るための座薬です。20分ほど我慢し、座薬の効果が効いてきたところでトイレへダッシュ。無事に出し切りました。そして、看護師がやってきて、点滴を入れられました。ここから術後まで、一切の飲み食い禁止です。

 

14時頃。とうとう手術に呼ばれました。点滴棒を持ち、看護師同伴で手術室へ歩いて向かいます。このときまだ微熱ありましたが、手術は可能という診断。手術室の前室でベッドに寝かされ、点滴が抗生物質に切り替わりました。しばらく手術室前室で仰向けで寝ながら、「知らない天井だ」と1人エヴァンゲリオンごっこを実施。

 

14時半頃。いよいよ手術室へ。手術台に移動しました。

麻酔担当の人がめちゃくちゃ丁寧に挨拶して下さり、不安はなくなりました。そしていよいよ麻酔。先ほどの麻酔担当の人が、「いきますよー。はい3、2、1!」とカウントダウン。不安が一気によみがえりました。そして「ドスっ」という感じで、背中に重めの衝撃。気持ち悪い感じはしましたが、痛みはありませんでした。

そしてしばらくすると足の感覚がなくなってきました。点滴で意識がぼーっとする薬を混ぜてもらってたので、だんだんその効果も出てきました。そしてうつぶせにされ、お恥ずかしいおっぴろげポーズになり、いよいよ執刀医の先生と挨拶。手術が始まりました。

手術自体は20分くらいで終了。麻酔と薬の影響から、一瞬で終わったように感じます。手術中痛みは全く無し。術後、先生が摘出したブツを見せながら少し解説してくれました。「この解説の時間いるか?笑」と心の内で突っ込みんでいたら、看護師が「写真もばっちり撮ったんで、明日以降の診察時に説明ありますからね」とさらなる余計な情報をくれました笑。写真撮ったんかーいみたいな。何はともあれ無事終了。ストレッチャーにゴロンと移し替えられ、ケツにパッドを当てられ、さらにはフンドシを装着させられ、病室に戻りました。

ここから4時間ほど、ひたすら寝続けます。勿論飲み食い一切禁止です。この時点で15時半頃でした。尚、もう一つ痛み止め注射が背中に刺さった状態です。これで大分和らぐのだとか。

 

19時半頃。ようやく足が動くようになり、水分補給解禁。そして、晩飯代わりにウイダーインゼリー的なものが支給されました。午前10時から飲まず食わずだったので、神の思し召しの如くありがたくいただきました笑

 

21時半頃。看護師さんがやってきて、尿の溜まり具合をエコー検査。

手術時の麻酔の影響で、翌日までは絶対に起き上がってはいけないんです。なので、排尿は寝ながら「しびん」にするか、もしくは管を入れて導尿するという二択。僕は、断固たる決意で導尿を避けたかった。だから、水が解禁になってもあまり水分補給をしなかったんです。その効果もあってか、この段階では尿が溜まっておらず、とりあえず様子見に。ほっとした瞬間です笑

そして眠りについたんですが…実はここからがそれなりにきつかったです。麻酔が切れたので、傷口が痛みます。寝返り一つとっても、肛門の収縮運動が伴います。その度に、「キュイーン」という痛みが出る。背中の痛み止め注射がなかったら、もっとヤバい痛みなんだろうなと思いました。

寝返りのたびに痛んだので、この晩はあんまり寝ることができませんでした。。

 

そして朝を迎えます。それはまた次の記事で。