備忘録発信

基本は自分の備忘録として、気ままに綴ります。その備忘録が、たまたま読んでいただいた誰かの励みになったり、参考になったりしたら嬉しいです。そんなこんなで、「備忘録発信」宜しくお願いします。

痔瘻(じろう)との闘い〜入院初日〜

この記事には、直接的な(特に食事時には不適切な)表現が含まれています。ご覧の際はご留意下さい。

 

いよいよ、入院編に突入です。

2/18(木)入院初日

10時頃。入院荷物のパッキング完了。絶対暇だと思って、めっちゃ本を持っていきました。結論から言うと、寝ながらでも読める軽い本が良いです。私は勉強道具的なものを多く持っていきましたが、術後長時間座るのは辛いです。なので、本は小説や簡単に読めるビジネス書などを、かさばらない範囲で持っていくことをおすすめします。

荷物のお話を少し。入院生活において「あると良い」ものをご紹介します。普通に持参するであろうものは省きます。

・リップクリーム:病院内、唇がめちゃくちゃ乾燥します。

・寝ながらでも読める軽い本:上述の通りです。

・化粧水とコットン:私は男性ですが、入院後しばらくは風呂入れないので、あると顔ふけたり便利です。

さて、話を本題に戻します。家をしばらくあけるのでコンセント類は全部抜いていきました。また、エアコン切ったかの確認も。水出っぱなしじゃないかとかも。こーゆーのが大事です。入院中に変な心配をしないために笑。こうして、すべての準備を終えていざ旅立ちました。

 

12時前。横浜の病院に到着。入院手続きを済ませ、病室に案内されました。病室ランクアップはしていないので、運が良ければ4人部屋、普通にいけば5人部屋なのですが…ここでは幸運に恵まれ4人部屋に。欲を言えば窓側が良かったんですけど、通路側でした。広さは十分。病衣に着替え、看護師さんの指示通り尿検査に行き、売店で入院セット(座浴用洗面器、パッド(術後ケア用))、水500ML×4本を購入。あとは放送かかるまでしばらくベッド待機です。この座浴用洗面器が術後に大活躍します。詳細は後ほど。

 

14時頃。放送がかかり、診察に呼ばれました。手術は痔瘻根治手術を行うとのこと。痔核(いぼ痔)もあるけど、これは切らずに様子見する、ということでした。また、入院前の血液検査で尿酸と中性脂肪が高かったから、病院食はこれらに留意したスペシャルメニューが提供される、との説明が笑

 

16時半頃。ベッドでゴロゴロしていると、手術時間が確定。翌日14時からになりました。意外と遅い。。

 

17時半頃。入院生活中の食事メニューを渡され、毎食AorBのどちらかを選ぶように言われました。「痛風食&高脂血症食」というくくりになっている…。それでも、どのメニューもおいしそうで、日々和と洋が交互にくるような感じで選択しました。

 

18時頃。簡単な夕食(パン、スープ)をとり、手術に向けて下剤を飲みました。この下剤がまずい。。ポカリをめっちゃまずくした液体。。何とか飲んで休んでました。

 

21時以降(消灯後)。下剤が効いてきて、数回トイレに。完全に水様便。何とか落ち着いて、眠りにつきました。

次の記事は、手術当日の内容です。

 

痔瘻(じろう)との闘い〜初診から入院まで〜

この記事には、直接的な(特に食事時には不適切な)表現が含まれています。ご覧の際はご留意下さい。

さて、この記事から私の闘病記を時系列で追っていきます。

 

まず違和感を感じたのは、2015年の12月頃でした。

実は12月の頭に公認会計士試験にチャレンジしていて、(結果はダメだったんですが、)その試験日の翌週ぐらいから、お尻に違和感を感じました。

そして、忘れもしません。ある月曜日、会社に行く途中です。

職場は大手町。山手線ユーザーなので、東京駅から大手町まで歩いて向かっていたときです。

(……ん?なんだか、ケツが痛い……)

ちょうど永代通りを渡るころ、違和感が痛みに変わりました。歩くのがちょいきつい。不自然な歩き方になる。何とか会社について、とりあえずトイレに行ってみました。

コトを済ませるのにも一苦労。そしてトイレから出ると、痛みはさらに強くなりました。座った状態から立ち上がる瞬間、特にこのとき痛みがきました。

(これ、所謂「痔」じゃないのか…?)

そう思い、昼休みにネットサーフィン。痔の症状を調べてみました。すると、痔には何個かパターンがあるとの情報。自分のやつはいったいどれなんだ。まさか手術必要とか書いてある「痔瘻」じゃないだろうな…。そういえば、前の上司が痔瘻で入院してたな…などと思いが交錯し、午後の仕事に支障が出ました(笑)

そして帰宅。どうやら入浴が良いと書いてあったので、お風呂をためて入浴。若干、痛みがやわらいだ気がしました。このときは。。

早めにベッドに入ったものの、眠れない。どうやら人間、無意識に肛門を収縮しているらしく、無意識収縮の瞬間に、「キュイーン」とした痛み(表現が難しい)がくるんです。当然、寝返りも同様。その晩はあんま寝られませんでした。

翌日火曜日、痛みは少し引いた気がするものの、やはりまだ痛い。何とか会社に行き、水曜日の午後休を奪取。ネットで調べた横浜のM病院(この手の名医)にかかることを決めました。

水曜日、不思議と痛みは消えてました。が、何だか下着が汚れている。。不安にかられながら、初診を迎えました。お風呂で何か「しこり」があることに気がついていたので、外にできるタイプのイボ痔だろうと思ってました。

しかしそれが違った。診断はまさかの「痔瘻」。手術が必要なので、この後血液検査と、大腸内視鏡検査の予約をとって下さいねーと言われ、言われるがままそのように対応。下着の汚れは膿が出たことによるもので、膿が出ると痛みがなくなるのだとか。ただ、その膿の通る管ができているので、それを手術で除去せねばならんのです。

一応職場に電話連絡。幸い今の職場は忙しくないので、手術日程は調整できそうでした。(ただ、手術日程は内視鏡検査後の診察時に調整なので、この段階ではまだ日取り決まらず。)何はともあれ衝撃の診断結果。元上司に連絡したら「痔瘻おめでとう!」とのこと笑

そして正月が過ぎ、1月半ば。大腸内視鏡検査を迎えた。職場の皆さんから、「ポカリをめっちゃまずくした液体飲むよ」と言われており、覚悟はしていましたが、、やはりその通りでした。1時間かけてこの液体を飲み干せという指示。この液体は体内に一切吸収されないので、そのまま大腸にきて、便とともに出てくる。それによって大腸内をきれいにして、内視鏡を肛門からいれるんです。

これがなかなかの苦行。便を出すために液体を飲んではお腹をマッサージしたり、ちょっとジャンプしたり…。準備室にはこれから検査を受けるお仲間がいて、となりのおじさんと、「君はもう出たか?」「いい調子じゃないか」などという会話がはずむ。便の性状が水に近くなり、それを看護師に自己申告。すると次の指示「3階へお上がり下さい」と言われました。

いよいよ検査か…と思いきや、まだ例の液体が腸の中にあるので、それを出し切るというニューイベント。その内容は、便をした後流さず、各個室にあるナースコールボタンを押し、便の状態を看護師が目で確認するというもの。衝撃が走りました。

とはいえ我々はまな板の上の鯉。言われるがまま行い、本当にほぼ透明な水便が出るまでこれを繰り返しました。そして看護師から「合格」が出て、晴れて内視鏡検査に臨むことができました。感慨深かった笑

内視鏡検査自体は、正直すぐ終わりました。負担が少ないように意識が若干遠のく薬を入れてもらっているので、ふわーっとしてたらいつの間にか終わりました。その薬のため、終わった後寝る時間が用意されています。素晴らしくシステマティックでした。

検査結果はその場で伝えられ、問題が無かったとのこと。手術も通常の手法でできるとのこと。ひとまず安心しました。ただ、ここで手術が決まるわけではありません。実はM病院は、通常の外来・入院施設と、内視鏡検査をやる建物が別なのです。改めて、外来の方で診察を受ける必要がありました。

内視鏡検査の日は全日休をもらっていたので、そのまま外来診察へ。そこで「入院前検査」の日程と、「入院日、手術日」が決まりました。ちなみに、入院日程は事前に上司と調整済みで、その日程がたまたま空いていた。本当に幸運でした。

そして、1月末、入院前検査。普通に血液検査とか心電図はあるのですが、何よりも衝撃は、「直腸肛門内圧検査」。私はこう呼んでいます。「肛門括約筋筋力測定」。

これは、センサーを入れ、肛門を閉めたり緩めたりして、肛門括約筋の強さを測るものだそうです。手術では一緒に括約筋もくりぬいてしまうので、括約筋が弱いと手術方法が変わったりするそうです。検査は15分くらいだったかと思いますが、このセンサーの先端から絶え間ない水出ていて、正直すごく気持ち悪い感じがするという…笑

何はともあれ、無事に諸々の検査を終えて、次はいよいよ入院です。詳細は次の記事で。

 

 

 

痔瘻(じろう)との闘い〜プロローグ〜

 

この記事には、直接的な(特に食事時には不適切な)表現が含まれています。ご覧の際は、ご留意下さい。

 

痔瘻(じろう)」という病気になったこと。これこそ私がブログを始めるきっかけでした。

 

痔瘻とは所謂「痔」の一種で、「あな痔」とも言われる病気です。

大腸の出口付近にある至極小さい隙間に細菌が入ると、炎症が起こって膿がたまります。

その膿が出ると、細菌の入り口から皮膚まで膿のトンネルができます。

これが、「痔瘻」という病気です。(詳細は、肛門科のHPなどでご確認下さい)

 

放置するとガン化する可能性もある怖いもので、しかも手術以外に根治手段が無いというやっかいなやつ。私はこの「やっかいな痔」になりました。

 

この病気について調べる中、色んなブログにたどり着きました。

この病気にかかった「先輩」の記事が本当に参考になりました。

 

先輩の背中を追う形で、「後輩」に向けて、私の経験をブログの形で残したいと思います。

 

このシリーズが、どなたかの参考に、励みになったら嬉しいです。

 ひとまずこの記事はプロローグ。具体的には次の記事から。 

 

ブログを始めました。

 

初めまして。

このたび、ブログを開設致しました。

 

他の方のブログを拝読し、非常に励まされた経験から、

「自分の些細な経験でも、発信することで誰かの役に立てるのでは」

と考えたことが、このブログ開設のきっかけです。

 ブログタイトルも、そんな想いから設定致しました。

 

徐々に慣れていきたいと思っています。

宜しくお願い致します。